[メイン2] ゆかりさん : 「まーったく、何言ってんですか」
[メイン2] かおす : 「あばばば……」
[メイン2] イルル : 「むむ、切腹は危ないぞ!」
[メイン2] かおす : 「でも穴があったら入りたいでずぅぅ……」
[メイン2] ゆかりさん : 「真面目に受け取っちゃう人の前で言わないように」
[メイン2] かおす : 「は、はい……わかりました……」
[メイン2] ゆかりさん : 「んで、そんじゃ」
[メイン2]
イルル :
「じゃあ私が受け止めてやろう」
正面から抱き締める
[メイン2] ゆかりさん : 「乗りますか!観覧車!」
[メイン2] イルル : 「お、乗るのか!」
[メイン2]
かおす :
「あばぁあ!!?」
柔らかなたわわに包まれる
[メイン2] ゆかりさん : 「はーっはっは、お熱いですねぇ!」
[メイン2] ゆかりさん : 「そうですよ~?」
[メイン2]
かおす :
「もがもが~!」
乗るです~!と言う
[メイン2]
ゆかりさん :
「んじゃ行きますか」
受付に声を掛けて
[メイン2]
ゆかりさん :
「ほれどーぞ」
観覧車のドアを開けて
[メイン2] かおす : 「……ハッ!そ、そういえば……!」
[メイン2]
イルル :
「ん、乗ったことないから楽しみだ…」
「どうだ?もう恥ずかしくなくなったか?」
離して
[メイン2] ゆかりさん : 「ん?どうかしました?」
[メイン2] かおす : 「私!観覧車乗るの初めてです!!」
[メイン2] ゆかりさん : 「おお~!」
[メイン2] イルル : 「私もだな!」
[メイン2] かおす : 「あばばばばば……緊張してきました……!」
[メイン2] ゆかりさん : 「ほいじゃ、お二人とも初体験!」
[メイン2] かおす : 「……ゆかりさんはあるのでしょーか……?」
[メイン2] ゆかりさん : 「まーまー、そのまんまどうぞ」
[メイン2] かおす : 「も、もしかして……その……」
[メイン2] ゆかりさん : 「…?」
[メイン2] かおす : 「……ベリルさん、とか……?」
[メイン2] イルル : 「むう…ゆかりは経験豊富に見えるな」
[メイン2]
ゆかりさん :
「ぶっ!?」
噴き出す
[メイン2] ゆかりさん : 「いやあ…ソレはないでしょう流石に!」
[メイン2] イルル : 「そうか?仲良さそうに見えたぞ」
[メイン2]
ゆかりさん :
「はっはっは…!」
腹を抱えて
[メイン2] ゆかりさん : 「ま~~…腐れ縁ではありますがそーいうんじゃないですよ」
[メイン2] かおす : 「あばばっ……!?ち、違うのですか……」
[メイン2] かおす : 「複雑でずぅ……」
[メイン2]
ゆかりさん :
「それよりほら、乗っちゃってください」
椅子に手を向けて
[メイン2] ゆかりさん : 「話位は気が向けばしてあげますよ」
[メイン2] イルル : 「むむう…はぐらかされたような」
[メイン2]
かおす :
「は、はい!」
観覧車に乗り、座る
[メイン2]
イルル :
「…まあそうだな、乗るか」
腰掛けて
[メイン2] ゆかりさん : 「はっはっは」
[メイン2]
ゆかりさん :
「さて、上がっていきますよ?」
腰掛けて
[メイン2] かおす : 「ど、どこまで上がるんでしょうか……!」どきどき
[メイン2] ゆかりさん : 「そりゃあ真上まで!」
[メイン2] イルル : 「どんな感じなんだろうな…」
[メイン2] かおす : 「あばぁぁああ~~~!?気絶したらごめんなさいぃぃ~~!!」
[メイン2] ゆかりさん : 「大丈夫ですって!あっはっは」
[メイン2] かおす : 「そ、そうでしょうか……?」
[メイン2] ゆかりさん : 「気絶したら話聞けませんよ~?」
[メイン2] かおす : 「あばっ!?」
[メイン2] かおす : 「そ、そうですね!」
[メイン2] ゆかりさん : 「つっても面白い話も無いけど」
[メイン2] かおす : 「よぉーし……それなら……!」
[メイン2]
イルル :
「これって…頂点まで行くんだな…
…物凄く高くなりそうだな」
[メイン2]
かおす :
イージーエフェクト:《元気の水》
みんなに美味しいジュースをあげる
[メイン2] ゆかりさん : 「そうですね、此処全部見渡せますから」
[メイン2] かおす : 「これ飲んで気合入れます!グビッ!」
[メイン2] ゆかりさん : 「お、気が利きますね!」
[メイン2] イルル : 「おお……それは凄い」
[メイン2] ゆかりさん : 「あはは…」
[メイン2] かおす : 「あ、そういえば……イルルさんって、竜……なんですよね?」
[メイン2]
イルル :
「高い所は慣れれば怖くないぞ、竜の時に何度も経験してるからな!」
ありがとうと言いつつ、それを貰い飲む
[メイン2]
ゆかりさん :
「ふんふん」
イルルを見て
[メイン2] かおす : 「そうなると観覧車で高いところから眺めるのって、どうなんでしょうか……?」
[メイン2] イルル : 「飛ぶ時は竜の姿だから…むしろ、こういう形で何かに乗って上に上がるってのが新鮮なんだ」
[メイン2] ゆかりさん : 「そうなるとあれですか?」
[メイン2] かおす : 「ふむふむ!それなら良かったです!」
[メイン2] ゆかりさん : 「飛行機とかも未経験で?」
[メイン2] イルル : 「だから楽しみだ!」
[メイン2] イルル : 「そうだなー、ないぞ」
[メイン2] かおす : 「飛行機……私も未経験でずぅ」
[メイン2] ゆかりさん : 「ほんほん、そりゃあ今度は遠出する任務がいいかもな」
[メイン2] かおす : 「あばっ!遠征!?」
[メイン2] ゆかりさん : 「ふふん…飛行機乗ってね!」
[メイン2] かおす : 「ユージーエヌのお仕事って思っている以上に大変そーです……!」
[メイン2] イルル : 「飛行機……何かに乗って空を飛ぶのも楽しそうだ!」
[メイン2] かおす : 「ち、ちなみにゆかりさん!」
[メイン2] かおす : 「遠征とは……今までどういった場所に行かれたことがありますでしょうか……?」
[メイン2] ゆかりさん : 「ん?私ですか?」
[メイン2] かおす : 「はい!参考までにお聞きしたいです!」
[メイン2] ゆかりさん : 「ん~、UGNとして行ったのは沖縄位ですかね」
[メイン2] イルル : 「確かに気になるな…」
[メイン2] かおす : 「沖縄!」
[メイン2] ゆかりさん : 「ええ、沖縄」
[メイン2]
かおす :
「いいですね~……!」
青く透き通った海を想像する
[メイン2] イルル : 「沖縄…暑い所らしいんだっけか」
[メイン2] ゆかりさん : 「流石に日本支部ですから、それより外は厳しいもんで」
[メイン2] ゆかりさん : 「ですよ~?すっごいあっつい」
[メイン2] かおす : 「あば?イルルさんは沖縄知らないのですか?」
[メイン2] ゆかりさん : 「ほほう」
[メイン2] イルル : 「こんなナリだからな…むー、想像しただけでも服を脱ぎたくなってくる」
[メイン2]
かおす :
「あばぁ!?」
全裸になるイルルの姿を想像して鼻血を出す
[メイン2] ゆかりさん : 「あわわ!?」
[メイン2] イルル : 「ああ、ちょっと聞いたくらいだな」
[メイン2] ゆかりさん : 「流石にまぁ…いや」
[メイン2] ゆかりさん : 「いつかは行けたらいいですね!ふふ」
[メイン2]
かおす :
ふきふき
「……あば……わ、私も沖縄行ってみたいです……!」
[メイン2]
イルル :
「ああ、楽しみにする!
今日みたいに遊べるかもしれないしな」
[メイン2] ゆかりさん : 「へっへっへ、私の手に掛かればそんくらいすぐ取り付けてやりますよ」
[メイン2] かおす : 「!!!」
[メイン2] かおす : 「ゆ、ゆかりさんってすごいですね……!そんなことまでできるのですか……!」
[メイン2] ゆかりさん : 「そりゃあ支部長ですよ?」
[メイン2] イルル : 「さすがゆかり!」
[メイン2] かおす : 「で、でも……しょっけんらんよー……」
[メイン2] ゆかりさん : 「折角いっぱい戦って頑張ってるんですから、楽しくやらないと」
[メイン2] ゆかりさん : 「ふっふっふ」
[メイン2] イルル : 「楽しいからいいじゃないか!」
[メイン2] かおす : 「……そうですね!」
[メイン2] ゆかりさん : 「私がそんなアシが付く事やるとお思いで?」
[メイン2] かおす : 「あばっ!?」
[メイン2] かおす : やっぱり、ゆかりさんは恐ろしいな、と思ったかおすなのであった
[メイン2] イルル : 「むむ、悪い顔をしている」
[メイン2] ゆかりさん : 「はーっはっはっは」
[メイン2] ゆかりさん : 「ま、気楽に待ってればいいんですよ」
[メイン2] かおす : 「あばば……で、でも……楽しくやれるというのは……私の性にも合ってます……!」
[メイン2] ゆかりさん : 「でしょう?」
[メイン2] かおす : 「私……ゆかりさんの支部に配属されて良かったです!」
[メイン2] ゆかりさん : 「そういうのもしっかり"見ましたしね"」
[メイン2] ゆかりさん : 「ふふん、そう言ってもらえてよかった」
[メイン2]
イルル :
「……昔は戦闘ばかりで楽しむことが出来なかった
だから…ここで働いて、そして今…すっごい楽しいぞ」
[メイン2]
かおす :
「あば……?」
見ました、に何か含みがある様に感じられて少し疑問を抱く
[メイン2] ゆかりさん : 「…うんうん」
[メイン2] イルル : 「だから、ありがとうなゆかり!」
[メイン2] ゆかりさん : 「ふふ、どういたしまして」
[メイン2] かおす : 「私も感謝してます!ありがとうございますゆかりさん!」
[メイン2]
ゆかりさん :
「…さてさて、では皆さん右手にご注目」
にこりと笑いつつ、右を指して
[メイン2] かおす : 「………!?!?あばぁああああ!?!?」
[メイン2] かおす : 「た、高いでずぅうううううう!?!?」
[メイン2]
ゆかりさん :
「ああもう落ち着いて」
かおすの肩を抱いてイルルに押し付ける
[メイン2]
イルル :
「………おお!」
夜の光に照らされる夜景を見て、声を上げる
[メイン2] ゆかりさん : 「どうです?綺麗な夜景でしょう?」
[メイン2]
かおす :
「あばぼふぅっ!」
イルルのたわわに顔面を突っ込む
[メイン2] ゆかりさん : 「あっはっは.......」
[メイン2]
イルル :
「わわっ……凄いな、これ!」
夢中で見とれてかおすを思わず胸で埋めてしまう
[メイン2] かおす : 「もごもご~……!」
[メイン2]
ゆかりさん :
「でしょう?」
ぱっとかおすを離して
[メイン2] かおす : 「ぼふぁ!」
[メイン2]
イルル :
「……あ、ごめん」
こちらも手を離す
[メイン2] ゆかりさん : 「ほら、落ち着きました?」
[メイン2] かおす : 「は、はい……!落ち着きました……!」
[メイン2] ゆかりさん : 「見てくださいな、綺麗ですよ」
[メイン2] ゆかりさん : 「…皆で守った遊園地の景色がね」
[メイン2]
かおす :
「……!……わぁ~……!」
かおすの瞳に反射する色とりどりのライト
[メイン2]
イルル :
「しかし…すごい綺麗だ…
夜ってこんなに明るいんだな…」
[メイン2] かおす : 「すごい……まるでミニチュアみたいですね……!」
[メイン2] ゆかりさん : 「ええ、全て見下ろせるでしょう」
[メイン2] かおす : 「とっても新鮮です!」
[メイン2] ゆかりさん : 「イルミネーションって奴です、圧巻でしょう?」
[メイン2] かおす : 「すごくいい思い出になります……!二度と忘れられません!」
[メイン2]
イルル :
「あ、かおす!ゆかり!
あれ私たちがジャームと戦った場所じゃないか?」
ぽつんとかろうじて見える広場を指さして
[メイン2] かおす : 「!」
[メイン2] ゆかりさん : 「へっへ、良ーく見つけましたね!」
[メイン2] イルル : 「ああ、いい思い出になりそうだ…」
[メイン2]
かおす :
「あ、本当ですね! ……それにあそこはさっき私達が食事した場所です!」
食事処の場所を指差す
[メイン2] ゆかりさん : 「そうです、あそこでやりました」
[メイン2]
イルル :
「本当だ…
上から見ると全然違うな!」
[メイン2] ゆかりさん : 「ん、確かに…いやはや綺麗なもんだ」
[メイン2]
かおす :
「えへへへ……楽しいです……」
ぼ~っと外の景色を、しばらくずっと眺める
[メイン2]
ゆかりさん :
「はっはっは、私も楽しいですよ」
そんな二人を眺めつつ
[メイン2]
イルル :
「………今回は仕事だったけど…またここに行きたいな」
まだ行っていないアトラクションを見つめて
[メイン2] かおす : 「……この景色を守るのが、私達の役目……なんですよね」
[メイン2] ゆかりさん : 「ええ、そうです」
[メイン2] ゆかりさん : 「でもただ守るだけじゃないでしょう?」
[メイン2] かおす : 「……私、もっと頑張りたいです」
[メイン2] かおす : 「!」
[メイン2] イルル : 「…!」
[メイン2] ゆかりさん : 「守って、こうやってその中で笑って泣いて日常で過ごす」
[メイン2] ゆかりさん : 「そこまでやって一人前、ですからね?」
[メイン2]
かおす :
「な、なるほど……!」
メモ帳を出して、メモを取る
[メイン2] イルル : 「……そうなんだな」
[メイン2] ゆかりさん : 「ええ」
[メイン2]
イルル :
「……1人前、か」
言葉を反復して…
[メイン2] イルル : 「……なれるかな」
[メイン2] ゆかりさん : 「…おやおや」
[メイン2] ゆかりさん : 「とっくに一人前ですよ?」
[メイン2] かおす : 「!」
[メイン2] イルル : 「む」
[メイン2] ゆかりさん : 「まっさか、そうやって夜景に目を輝かせておいて楽しくなかったと?」
[メイン2] ゆかりさん : 「また来たいとすら言ってましたしね~?」
[メイン2] ゆかりさん : 「…そういうことですよ、そういう気持ちがあるなら一人前と認めましょう!」
[メイン2]
イルル :
「……そうか、そう…なんだな!」
嬉しそうに、笑みを浮かべて
[メイン2]
かおす :
「ゆかりさん………!」
感激する
[メイン2]
ゆかりさん :
「ふっふん」
そんな様子を見て
[メイン2] ゆかりさん : 「…いやはや、本当成長が早いです」
[メイン2] ゆかりさん : 「誇らしいですよ、私」
[メイン2] かおす : 「そ、そうでしょうか……?」
[メイン2] イルル : 「そう…なのか?」
[メイン2] かおす : 「まだまだ学ぶこともいっぱいあって……」
[メイン2] ゆかりさん : 「見込んだ通り、いやそれ以上ですからね」
[メイン2] ゆかりさん : 「それなら学んでいきましょう?ずーっとでもいいですよ」
[メイン2] かおす : 「……!は、はい……!」
[メイン2] ゆかりさん : 「それだけ成長してくれるなんて良い事ですからね」
[メイン2] イルル : 「……!」
[メイン2] ゆかりさん : 「アシュレイのヤツには言えてないけど、どいつもこいつもいい子ですから」
[メイン2] ゆかりさん : 「気楽に、でも諦めず頑張って欲しいですし」
[メイン2] ゆかりさん : 「…その分支えますしね、ふっふん」
[メイン2] かおす : 「……私ごときが言うのも何ですけれども……」
[メイン2] ゆかりさん : 「…ふん?」
[メイン2]
イルル :
「えへへ……
……ゆかり達の仕事も今日一日で戦いだけじゃない、って知れたしな」
「……そういうのを知っていきたいな」
[メイン2] ゆかりさん : 「ええ、いっぱい持ってきますよ!」
[メイン2]
イルル :
「……なら支えて貰った分、1杯頑張るぞ!」
ゆかりに向けて
[メイン2] かおす : 「……私やイルルさん……それに、アシュレイさんに、サスケさん、そしてベリルさんがゆかりさんについていけたのはきっと……」
[メイン2] ゆかりさん : 「ふふん、楽しみにしていましょう」
[メイン2] ゆかりさん : 「.......ええ」
[メイン2] かおす : 「……ゆかりさんの懐の広さ、心の大きさ、寛大さ……」
[メイン2] かおす : 「……ゆかりさんが、とにかく偉大な存在だから……なんだと思います」
[メイン2]
ゆかりさん :
「むむ…あっはは…」
少し照れくさそうに
[メイン2] ゆかりさん : 「そう言ってもらえたのは初めてですね…」
[メイン2]
イルル :
「……うん、今日仕事しただけでもわかる!
ゆかりは凄い良い奴だな!」
[メイン2] ゆかりさん : 「へへへ!」
[メイン2] かおす : 「えへへ!ゆかりさんの支部だからこそ、頑張れるんです!私も、皆さんも!」
[メイン2]
ゆかりさん :
「ま、ゆかりさんは支部長ですから~?」
視線はそらしつつ
[メイン2]
イルル :
「……さてはゆかり…照れてるな!」
ぐいっと顔を近づけて
[メイン2] かおす : 「お耳が真っ赤です~!」
[メイン2]
ゆかりさん :
「ちょちょ!?」
壁に追い込まれて
[メイン2]
ゆかりさん :
「ぐぬぬ…してやられるとは」
フードを深くかぶって
[メイン2] かおす : 「ベリルさんは、ああは言ってましたけれども……可愛いところ、ちゃーんとありますよ!」
[メイン2] ゆかりさん : 「そそ、そんくらい自分で分かってますしぃ!?」
[メイン2]
イルル :
「ふふん、それなら一杯褒めてやろう!」
「こういう反応をする所も可愛いしな!」
[メイン2] ゆかりさん : 「ちょっと!?いつの間にそんな流れに!?」
[メイン2] かおす : 「そういう流れなんです!」
[メイン2] イルル : 「ふふ…ゆかりは1日頑張ったからな、褒められて当然だな!」
[メイン2] ゆかりさん : 「ぬあーっ、多勢に無勢!」
[メイン2]
ゆかりさん :
「頑張りましたけど…いやまぁ、あはは…」
いつのまにやらたじたじに
[メイン2]
かおす :
「……あば?」
窓の外を眺める
[メイン2]
イルル :
「それに疲れただろう、休めばいい」
抱きついて胸で包む
[メイン2] イルル : 「ん?」
[メイン2] ゆかりさん : 「げぇ!?見てる!?」
[メイン2]
かおす :
「誰かが手を振ってる……?」
暗くてよく見えない…目を細める
[メイン2] ゆかりさん : 「ああいや、〇組の方ですよ」
[メイン2]
イルル :
「むむ、待ってろ」
《鋭敏感覚》
[メイン2] ゆかりさん : 「結構後ろなんですねーって」
[メイン2] かおす : 「あばっ!アシュレイさんでしたか!」
[メイン2] イルル : 「アシュレイが手を振ってるな!」
[メイン2]
かおす :
「お~い!」
席を立って、手を振ってみる
[メイン2]
ゆかりさん :
「!!!」
見てんじゃねーのサイン
[メイン2] イルル : 同じように手を振り返す
[メイン2] ゆかりさん : 「があああっ!」
[メイン2] イルル : 「可愛いうさぎと言われてるな!」
[メイン2] かおす : 「口をぱくぱくして……こっちを見て何か話してるみたいですね?」
[メイン2] ゆかりさん : 【猫の道】でまた後頭部に投擲
[メイン2] かおす : !?
[メイン2] ゆかりさん : 「クソバカわんこ野郎!!」
[メイン2] かおす : 「あばぁ!?観覧車で暴れちゃ危ないでずぅうう~~~!?!!?」
[メイン2] ゆかりさん : 「はっはー!ざまーみろ!」
[メイン2] イルル : 「……やっぱり仲いいよな?」
[メイン2] ゆかりさん : 「よかない!」
[メイン2] イルル : 「ふーん、本当か〜?」にやにやと
[メイン2] かおす : 「そーですよー!仲良いですよね~?」
[メイン2] ゆかりさん : 「あーんな腐れ縁のド外道男に引っかかる訳ねえでしょうが!」
[メイン2] かおす : 「私は応援してます!!」
[メイン2] イルル : 「でも友だちじゃないのか?」
[メイン2] ゆかりさん : 「友…友…」
[メイン2] ゆかりさん : 「まーーー…まーーー…百歩譲れば…?」
[メイン2] イルル : 「あっ……ベリルがなんかやってるな」
[メイン2]
ゆかりさん :
「ッ!!!!!????」
サインを見て
[メイン2] かおす : 「あばぁ?」
[メイン2]
ゆかりさん :
『アホ外道』『詰め甘い』『わんこ小僧』!!
やり返すように
[メイン2] イルル : 「……すごい剣幕だ」
[メイン2] かおす : 「み、皆さん手話がお上手で……?」
[メイン2] ゆかりさん : 「ばーかばーか!」
[メイン2] イルル : 「……ハンドサイン?が分からないぞ!」
[メイン2] ゆかりさん : 「へん、どうせあの小僧の考えてることは丸わかりですよーだ!」
[メイン2] かおす : 「あ、あはは…」
[メイン2] ゆかりさん : 【世界の注視】で意識を逸らしてから【猫の道】
[メイン2] かおす : あばぁ!?用意周到!
[メイン2] ゆかりさん : 「てぇい!」
[メイン2] イルル : イージー合戦だァ〜
[メイン2] かおす : 「あ……当たったです…」
[メイン2] かおす : 「あばぁ!?こっちに何か飛んできたでずぅ!?」
[メイン2] ゆかりさん : 「あだっ!?」
[メイン2] イルル : 「あ、ゆかりにヒットした」
[メイン2] ゆかりさん : 「ア~シュ~レ~イ~…!」
[メイン2] かおす : 「あばばば……お、落ち着きましょうゆかりさん……!」
[メイン2] ゆかりさん : 「誑かしやがったなあんのやろ~~~!!」
[メイン2] かおす : 「これ以上暴れたら観覧車が壊れちゃうですぅ!」
[メイン2] ゆかりさん : 「…へん、へん」
[メイン2] ゆかりさん : 「良い度胸ですよ」
[メイン2] イルル : 「その時は私が守ってやる!」
[メイン2] ゆかりさん : 【絡めとる大地】
[メイン2] かおす : 「イ、イルルさん…… ……じゃなくて!?止めないと~!?」
[メイン2] ゆかりさん : 「おらあ!!!」
[メイン2] イルル : 「存分に暴れろー!」
[メイン2] かおす : 「あばばあ!?」
[メイン2] ゆかりさん : 「いってこい特性空き缶!!」
[メイン2] ゆかりさん : 【猫の道】【ダンシングシミター】!!
[メイン2] かおす : 「えーとえーと!」
[メイン2] ゆかりさん : 「暴れろぃ!!」
[メイン2] ゆかりさん : 「はん!捕まえても遅いですよ!」
[メイン2]
かおす :
《元気の水》《タブレット》
こ、これお詫びの証でずぅ~~~!!
[メイン2] ゆかりさん : 「私の【ダンシングシミター】では何個飛ばせるか忘れてねーでしょうね!」
[メイン2] イルル : 「む、むう…私もなにか…」
[メイン2] ゆかりさん : 「いっけええ!!空き缶の中に詰めた銀玉!!」
[メイン2] イルル : 「めっちゃ痛そうだ!」
[メイン2] かおす : 《声無き声》
[メイン2] ゆかりさん : 「はっはっは~~!!」
[メイン2] ゆかりさん : 「ふ~…満足」
[メイン2] ゆかりさん : そう言ってエフェクトを解除する
[メイン2] イルル : 「ほぼ一方的だったな!」
[メイン2] ゆかりさん : 『可愛い部下への』『お仕置きです!』
[メイン2] かおす : 「ゆ、ゆかりさん!もう落ち着いてください~~!」
[メイン2] ゆかりさん : 「落ち着いてますもーん」
[メイン2] ゆかりさん : 『あなたよりは』『上手くやってます!』シュババ
[メイン2] ゆかりさん : 「ええい口の減らない」
[メイン2] イルル : 「むう…素早い手の動きだけど何を意味してるかさっぱりだ」
[メイン2] ゆかりさん : 「…はっはっは、はあ」
[メイン2]
ゆかりさん :
「まったく」
そうは言いつつもにこにこと
[メイン2]
かおす :
「ほらゆかりさんもこれを……疲れましたでしょう……?」
《元気の水》
[メイン2]
ゆかりさん :
「あはは、気が利きますね」
ごくりと
[メイン2] ゆかりさん : 「…っと」
[メイン2] ゆかりさん : 「バカやってるうちに降りそうですね」
[メイン2] かおす : 「そうみたいですね……もうおしまいですか……」
[メイン2] ゆかりさん : 「なんてことないですよ、また行けますし」
[メイン2]
イルル :
「あっという間だったなー…」
残念そうに足をぶらぶらさせて
[メイン2] ゆかりさん : 「ふっふん」
[メイン2] かおす : 「また、来たいですね……!」
[メイン2] ゆかりさん : 「あなた達、チケットよく見直して見てどうぞ」
[メイン2]
ゆかりさん :
「それ、年パスだったりしますよ?」
にこりと
[メイン2]
かおす :
「あば……?」
チケットを手に取り見る
[メイン2] かおす : 「!!!?!?」
[メイン2]
イルル :
「ん…?」
ちらりと
[メイン2] かおす : 「ゆ、ゆかりさん!?」
[メイン2] ゆかりさん : 「はっはっは!」
[メイン2] かおす : 「これアリなのですか!?」
[メイン2] ゆかりさん : 「そりゃまあ」
[メイン2] イルル : 「年パス…?ず、ずっと行けるってやつか!?」
[メイン2] ゆかりさん : 「私のポケットマネーですし」
[メイン2] ゆかりさん : 「うん」
[メイン2] かおす : 「あばばばば……ユージーエヌ支部長パワーおそるべしですぅ……」
[メイン2] イルル : 「すごい……ありがとうゆかり、また皆で来よう!」
[メイン2] ゆかりさん : 「はーっはっは」
[メイン2] ゆかりさん : 「ええ、そん時は車出しましょうか」
[メイン2] ゆかりさん : 「…っとっと、さて、そろそろ降りますよ」
[メイン2] かおす : 「は、はい!」
[メイン2] イルル : 「おっけー!」
[メイン2] ゆかりさん : 「また来るときの事よく考えといてくださいね?」
[メイン2] かおす : 「わ、わかりました!事前にいっぱい調べたいと思います!」
[メイン2] ゆかりさん : 「その意気です」
[メイン2] イルル : 「ああ…まだ行けてない所もあるからなー」
[メイン2]
ゆかりさん :
「ほいじゃ、降りますか~」
係員が寄ってくるのを見て
[メイン2]
かおす :
「て~い!」
ぴょい~んと飛び跳ね降りる
[メイン2] ゆかりさん : 「さ、バカ二人とサスケさん待っときますか」
[メイン2] イルル : かおすに続いてゆっくりと、噛み締めるように降りる
[メイン2] イルル : 「…ん」
[メイン2] ゆかりさん : 「はっはっは」